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その子は何を見る人ぞ? 役に立たないドール撮影講座w

一時はどうなることかと思っていた骨格頒布ですが、なんと、2nd Lot.にも注文が・・・\(^o^)/
今回は、受注ベースでの制作で考えていますが、これから問合せが来ることも考えて、5体分の材料発注をかけています。
制作は随時でいく予定ですが、GWに作成出来そうにないので、現状では、5月の中〜後半納期だと思っていただければと思います。
5月に業務未経験の新人さんが入ってくるので、その指導で死ぬことになりましたの・・・(T_T)
新人指導の為に、出張するってどうよと思うんですがね(汗

骨格に関しては、私のツイートとかこのblogで、くぅの写真を見ただけで問合せを頂いている事自体に、驚いているというのが本音です。
それなりに自信を持って送り出してはいますが、現物を見ること無く問合せて頂いている事に、ただただ感謝です。m(_ _)m
どこかで展示でもできればいいのですがね〜。
Libidoさん、コミケ・ワンフェスとかで展示、いかがです???w

さて、そろそろ本題ですが、うちの子は「宇佐羽えあ」本来の目的とは違う形で、部屋の中でいつもゴロゴロしてますw
着せ替えさせて、見てるだけでもう満足・・・だったんですが、どうせなら、みんなにも見てもらおうと、親バカ全開で写真を撮りだした訳です。
まぁ、最初のうちは、ダメな写真を大量生産www
本当に100枚撮って1枚使えるかってぐらいで、ボツ写真を大量生産していました。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるじゃないですが、そうしているうちに、それなりの写真を撮る為の条件が幾つか見えてきたんです。
せっかく骨格を頒布するようになったので、こういったプラスαの楽しみ方(ドールとしてはこっちが本道か?)も提案してみようかと。。。

んで、それなりの写真を撮るための条件というのは


高いカメラと高いレンズ(オイ!

いや、これは冗談
実際には、iPhoneでも綺麗な写真を撮ることは出来ます。
というか、フルサイズ一眼とかだと、カメラで出来る事が増えて迷うことになるし、ゴマカシが効かなくなる解像度なので、iPhoneとかの方が逆に気軽に綺麗な写真が撮れる気が・・・(^_^;

んで、本当の理由は、

視線!
その子は何を見ているのか。

これにつきます。

私は、うまく写真が撮れなかった頃にHowto本を何冊か買って、それを今でも参考にしています。
しかし、構図とかポージングとかは非常に参考になるのですが、視線に関して書いているものは少ないです。
ポートレート系のHowto本では、被写体との距離感とか撮り手が見たいように撮るとかいう事で、視線のことを書いてはあるのですが、非常に内容は薄いです。
まぁ、そうですよね。
実際のポートレートは意識のある人間を撮るわけですから、余程へんな注文を撮り手がしない限り、モデルさんもなにかに注意がいって、それに焦点が合っている筈です。
写真には映らない空を見上げてても、太陽を見て眩しがっているのか、雲を目で追っているのか、鳥を見ているのか・・・と必ず何かを見ています。
ただ、ドールの写真では、その注意が向かっているものを、撮り手が表現する必要があるんですよね。
なので、何に注意が向かっているのか、それをはっきりさせるだけで、写真が生き生きしてきます。

なにを見ているのか・・・。
一番簡単なのは、撮り手を見てる写真だと思います。
ただ、これでもドールならではの問題点が・・・(^_^;

ドールは絶対にカメラを目で追ってくれません!

ま、そうですよね。
人だったら、カメラを向けられたらそのカメラ(もしくは撮り手の顔)に焦点を合わせます
なので、多少ずれてもモデルがこっちを見てくれるんです。
それがないドールだと、非常に微妙な違いを追いかける作業になることが有ります。


目Test3

これは、先日、「深夜のドール撮影60分一本勝負」で上げた、【お題:たちすがた】の写真です。
真正面からお願いをしてくるくぅという構図で撮影しています。

これのバージョン違いが下の2枚
(小さな差なので、ダウンロードして3枚並べるとわかりやすいかも)


目Test2

これは、微妙にこっち見てませんよね。
写真を見ている人の右後方に焦点が合っています。
お願いするという構図で、目が合ってないのはちょっとでボツってます。


目Test1


これは少し斜に構えた感じですね。
あと、さっきのほどでは無いんですが、今度は逆に視線がズレてるんでボツりました。
えあマスクの弱点で、被せるときの微妙な歪みで、角度が変わると変な方を見てるように撮れてるのもボツ原因の一つです。

この3枚ですが、ファインダーを覗いたまま絞り値を変えただけで、一切動かずに撮影しています。
まぁ、1m程度の近接撮影でブレが大きく出ているという事もあるのですが、それでも、撮影位置が手ブレで1〜2cm動いたぐらいの差です。
人間や動物相手のポートレートだと、全部カメラに視点が集まる写真なんですけど、視点が動かないドールだとこれだけ差がでます。
・・・まぁ、こだわらなければ、どれもOKかも知れませんがwww
ただ、わずか1〜2cm左右に動いただけでも、これだけ差があることを知って撮影すれば、死んだ目の写真を撮ることは格段に減ると思います。

次に、自分に焦点が合っていない場合ですが、


R0020163.jpg

これも、「深夜のドール撮影60分一本勝負」で上げた、【お題:まえのめり】の写真です。
美味しそうなお菓子を見せられて、すぐ食べたいと立ち上がった瞬間の写真です。

マスクに照れ顔をつかっているのですが、このマスクは元々微妙に左を見てるんですよね。
なので、桜餅を左側に入れて、それを見ているように構図を組んでいます。
・・・焦点位置より右に桜餅がありますけどね(苦笑

同様に「深夜のドール撮影60分一本勝負」で上げた、【お題:しごと】
大急ぎでご飯の準備をしたいので、慌ててエプロンをつけている、そんな瞬間を撮った写真です。


R0019873.jpg

エプロンの紐を結ぶときに、結び目を一切見ない人ってそんなにいないですよね。
なので、紐の結び目を見ている構図になっています。
まぁ、骨格の構造上、結び目の位置を見るようにすることが出来ないので、構図を傾けて、視点トリックで結び目に目が行くようにしてますがw。

「深夜のドール撮影60分一本勝負」で上げた、【お題:あったかい】で
暖かい風で少しでも温もりたくて、スカートをまくりあげてる写真。


R0019214.jpg

なので、風の出口であるファンヒーターの吹き出し口を見てればOK!
このお題で、この顔だと、見るところはファンヒーター吹き出し口ですが、真面目な顔や、恥ずかしがるような顔であれば、ドアの方や、後ろを気にする仕草にして、「誰も居ないよね。。。」ていうシチュエーションも出来ると思います。

「深夜のドール撮影60分一本勝負」で上げた、【お題:だく】での写真。
ぬいぐるみを抱いて、考えにふけっている写真。


R0019662.jpg

あえて、何も見ていない様にしています。
ただ、ぼーっと景色を見てる場合なんかでも、結構目標物はあるんですよね。
この場合は、目標物として、つま先を使っています。(なので内股にして、つま先をくっつけています)
顔の中心軸はつま先に向いていますが、目は違う所(もっと手前)を見てるし、左目はぬいぐるみが邪魔して何も見えていないはずの構図です。
なので、何も見ないで心の内に入っていってる様に見えるわけです。
それを補強するようなコメントを入れたのも、効果的だったかもしれません。



たとえ写真でも、可愛い子がこっちを見ててくれたら嬉しいですし、もっと見ていたいですよね。
逆に、顔がこっちを見てても、目が自分を見てくれていないってのは、あまりいい感じじゃないですよね。
写真って、そういう見てて嬉しいとか、もっと見たいとか思わせる物が良いものだと思っています。
また、余程のことがない限り、目を開けて何も見ていない状況なんてのも不自然です。
自分の目の前の子が何を考え、”だから”何を見てるのか、それを考えながら写真を撮ると、そこに「ある」じゃなく、そこに『居る』写真になるんじゃないかと思います。

素人のたわごとかもしれませんが、誰かの参考になってくれればと思います。



『パソコンで、なにを書いてるの???』


R0020701.jpg


うん?、いつも写真をどういう気持ちで撮ってるかって、書いてるんだよ。

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No title

確かに3枚比べてみると最初の一枚が、
くぅちゃんが一番こっちを真っ直ぐ見てくれてる感じしますね
見上げた感じが中々カワイイ^^

またくぅちゃんの手にえあたいつと合わせた肌色の手袋とか着せると、
せんべい食べてる写真なんかもさらに自然になりそうかなとか思いますが
Reの字さんなら作れそうじゃないですか?w

No title

Ksumiさんいらっしゃい。

そうなんですよね〜。手袋は型紙まで作っているのですが、なかなか実作業に入れないんですよ。
そろそろタイツの入れ替え時期なので、タイツの生地を使おうかなと思ってます。

まぁ、じっくりとやろうかな。。。とw
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